はじめに
以下に記す考察に用いられている各種数値等は同じエディタを用いて設計されたと見られるWizardry 外伝 〜五つの試練〜を参考にしており、筆者がネット上を徘徊してかき集めた根拠のない情報を基に考察しているためこの記事の正確性を示すものではありません。以上のことを踏まえた上でお読みください。
考察の狙い
全てのキャラクターに全魔法を習得させ、最大HPの上昇率の上限値である生命力を22に到達させることを前提としている。その上で転職回数を少なく抑え、転職前の種族的な不利をボーナスポイントで補うことで序盤の攻略難易度を可能な限り低く抑えることを目的としている。
最終職業編成
前衛
転職 僧侶 魔術師 魔術師←盗賊
↓ ↓ ↓
職業 侍 君主 君主
種族 人間 ドワーフ ノーム
性格 善 善 善
性別 男 男 男
後衛
転職 戦士 戦士 司教
↓ ↓ ↓
職業 司教 司教 忍者
種族 エルフ エルフ ホビット
性格 善 善 善
性別 女 女 女
職業と種族の説明
侍(人間)最大攻撃回数10回
侍は職業専用装備を装備するこを目的として配置される。物理攻撃が主体ではあるが魔術師呪文も覚えるため力と知恵のバランスにより人間を採用。
人間の特徴は平均的な能力であるということだが信仰のみデフォルトで5と低い数値だ。
しかし戦闘の監獄においては最終的に信仰が14以上で呪文抵抗力は最大となるため問題はない。
力と知恵が全種族で2番目に高いというのは物理攻撃と魔法攻撃を担当する者として妥当なラインであると考える。
加えてドワーフにはない素早さとエルフにはない運の良さも兼ね備えている。
行動順はホビット=ノーム→エルフ→人間→ドワーフ
運の良さはホビット→人間→ノーム→エルフ=ドワーフ
罠の回避とダメージ低下、さらにブレスダメージ低下に関係する運の良さは防御的な能力値と見ていいだろう。
防具には恵まれず、君主と比べてACは高めとなるため高レベル時のHPのインフレを考えてもクリティカルの回避率はACに依存するという観点からあまり多くは配置したくはない職業だ。
僧侶→侍に転職することにより全呪文を習得できる。
君主(ドワーフ)最大攻撃回数10回
主に物理与ダメージと物理被ダメージを担当する。
そのためドワーフという力のステータスが最大まで成長する種族が前衛に好ましく、君主にも適している。
最大HPの上昇率と蘇生確率に影響する生命力のステータスは種族中最大を誇る。
しかし最大HPの上昇率は生命力22以上は同じ上昇率となっているため必要ではない。
加えて蘇生確率もリセットを前提とするプレイスタイルならば必要のない数値であると言える。
ちなみに生命力22をデフォルトで満たす種族は人間、ドワーフ、ノームのみ。
このためドワーフの君主はより高いダメージを出すための存在として採用している。
行動順が最後になりがちなため相手に先手を許すことも覚悟しなければならない。
魔術師→君主に転職することにより全呪文を習得できる。
君主(ノーム)最大攻撃回数10回
上記のドワーフと共に前衛に配置される君主だが、その役割と期待される動きには違いがある。
生命力が22にデフォルトで到達可能なため性別に男を選ぶことができ、かつ素早さのステータスが最速。
力のステータスこそ人間に1劣るものの素早さが2高いため先に行動できるのが最大の利点。
防御的能力は前衛の水準を満たすどころか生命力が22を超えれば運の良さによってドワーフ以上の防御性能を発揮する上、攻撃能力もそこそこで先手で行動できるため攻撃にもデバフ要員にもなれる。
知恵が低いため戦闘中に攻撃呪文を使うことは想定していないが、状態異常と回復呪文を先手で放てるのは強い。
装備品に恵まれる君主になることで物理攻撃と味方の盾役になることもでき、先手で動ける。
ドワーフが2体並ぶよりも上記の理由から違った役割を持てるため対応の幅が広がると考え採用した。
盗賊→魔術師→君主と転職することにより序盤の罠識別役の確保と全呪文を習得することができる。
司教(エルフ)最大攻撃回数2回
エルフの司教は2体配置する。単純に魔術師と僧侶の上位互換と考えている。
物理攻撃回数は2と最低だが、基本的に期待されるのは呪文威力であり、知恵のステータスが種族最大なのが採用理由だ。
素早さはそこそこというより種族中2番目に高いステータスで人間よりも早く行動できる。
侍と君主(ドワーフ)よりも先に行動できるため雑魚敵相手には範囲呪文でその数を減らすことが期待できる。
この司教よりも早く動ける君主(ノーム)と忍者はどちらも物理を担当できるため物理×2→呪文×2→物理×2という攻撃順になる。
より厄介な敵を最速の物理×2かデバフで対処し、より高威力な呪文で単体か範囲で周りの雑魚を蹴散らすのが役目となるだろう。
何気に力のステータスがノームと同等程度にあるため最低攻撃回数+かつロングレンジの魔法武器との相性は良い。
物理は基本的に担当しないので性別を女にして最大生命力を22まで到達可能にしている。
戦士→司教に転職することにより序盤のダメージソースと転職直後のHPを確保できる。
忍者(ホビット)最大攻撃回数10回
一番の存在理由が宝箱の罠識別とそれの解除である。
素早さと運の良さの平均値が24以上でゲーム中最大の罠識別確率である95%に到達する。そしてこれをデフォルトで満たす種族はホビットのみ。
後衛に配置されるが素手、又は武器によるロングレンジの攻撃にも対応できるため物理攻撃もそこそこ機能する。
おまけ程度で考えているが、物理攻撃時にクリティカル発生がデフォルトで付与されているのは強力無比である。
デメリットをあげるとすればHPの最大上昇率である生命力22には性別を女にするしかないこと。
物理攻撃も担当できるため力もある程度重要ではあるが、素のステータスが種族中最低の5なので焼け石に水という結論である。
善のパーティに採用するため転職前に性格を悪にする必要があり手間がかかる。
司教→忍者に転職することにより全呪文を習得できるが上級職をハシゴするためにレベルアップと呪文習得は遅く、パーティのお荷物である期間が長くなると予想される。
以上の条件を満たすようにキャラメイクを行い、攻略してみたいと思う。